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循環器内科コラム

僧帽弁閉鎖不全症に対するカテーテル治療 経皮的僧帽弁接合不全修復システム (Mitraclip) の実施施設となりました


心臓の中の血液の流れを一方向にする僧帽弁が適切に閉じないこと で、全身へ行くべき血液が逆流してしまう病気が僧帽弁閉鎖不全症です。MitraClip は、心不全の原因となる僧帽弁閉鎖不全症に対し、足の付け根の血管から心臓内ヘカテーテルを挿入し、クリップ(約15mm 大) を運び、適切に閉じない僧帽弁をクリップでつまむことで、逆流を制御 するという治療です。

従来から、開胸を伴う外科的手術が一般的ですが、高齢者や併存疾患が多数ある方などでは手術を断念することが多くありました。この治療法は従来手術が困難と判断された方々を対象に開発されました。
本治療法の場合、カテーテルが体に入っている時間は約2時間、麻酔も含めると約3~4時間と短時間で済みます。術後も数時間後には飲水も可能となり、翌日には病棟内が歩行可能となるなど、従来の外科的手術と比較して非常に負担の少ない治療法です。
2019年4月現在で、約50施設が認定施設となっておりますが、当院も本年4月に認定施設となり、5月から実施しております。
マイトラクリップ今後適応となる患者さんへ、安全かつ適切に Mitraclip での治療を実施していこうと考えております。

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